グリッターデコは、プレシオサ社公認のアンバサダーです。
この記事は、2021年02月27日に https://www.glitter-deco.jp/official_blog/swarovski_preciosa_1.html のURLにアップした記事です。こちらに引っ越ししました。
スワロフスキー、プレシオサとは何?
ともに、最高水準のクリスタルガラスを製造する会社です。
スワロフスキー
創業者の名前をつけた、オーストリア共和国の会社。
プレシオサ
貴重な、上品なという意味の、チェコ共和国会社(以前は国営)
日本で有名なのはどちら?
スマホデコやアクセサリー制作にフラットやポイントバックのストーンを使用しますが、日本で高級品と知られているものが「スワロフスキー社」のものです。
プレシオサは服飾品につかうことが多いため、海外では絶対的にスワロフスキーが有名というわけではありません。
日本では熱狂的スワロフスキーファンが多いのですが、世界的には、「明治の板チョコ」か「ロッテの板チョコ」か程度の、「クオリティ的には同じぐらいだけれども、どちらもそれぞれ良いところがあるから、甲乙つけがたいよね?」といったところでしょうか。
クリスタルガラスとは
水晶のように透明で光り輝くガラス。酸化鉛等を添加し製造、高度な技術が必要。普通のガラスに比べて高価。
スワロフスキー、プレシオサを選ぶ理由
得意分野の製品
クリスタルガラスの製品は、食器、オブジェ、シャンデリア、模造宝石などがあります。皆様がご存知のバカラやマイセンなど、高級クリスタルガラスの製造する会社は世界各国にあります。模造宝石を得意としている会社が、スワロフスキーとプレシオサです。(合成宝石製造、天然宝石の取り扱いも行っています)
入手のしやすさ
オーストリアやチェコで、クラフト用模造宝石製造を得意としている会社は他にもありますが、日本では入手困難です。どのような製品なのか調べることも難しく、たとえ個人輸入をおこなったとしても、品質が高いスワロフスキーやプレシオサよりも割高になってしまいます。
スワロフスキーは2020年10月でDIY事業から撤退するため、入手困難になることは確実です。
現在、プレシオサはスワロフスキーに比べ取り扱い業者が少ないため、入手がやや困難です。しかし、スワロフスキーの契約を解除になった小売店が次々とプレシオサを取り扱い始めているので、今後はもっと入手しやすくなりそうです。
環境にも配慮
クリスタルガラスには酸化鉛等が添加されています。鉛は人体や環境に悪影響※を与えます。スワロフスキー、プレシオサは、鉛を添加せずに同等の透明感と虹色の輝きをもつクリスタルガラス、Lead Free(鉛を含まない)製品を開発しています。また、金属フォイルの部分も、安全基準を満たしています
※製品化されたクリスタルガラスは、使用時に鉛がとけだすことはありません。
高級ガラスストーンでは駄目なのか?
安価なのが魅力のガラスストーン。クオリティーの高いもので、スワロフスキーの6割~7割ぐらいの価格で入手できます。
最近では、スワロフスキー社の2088番と同じカットの物を作っているところもあります。
クリスタルガラスでないため透明感が劣りますが2メートルも離れれば、充分綺麗に見えます。
現在私が大量に所持しているスワロフスキーや、プレシオサに比べると、高級ガラスストーンは透明度以外でも劣るところがあります。
ガラスストーンのデメリット
- サイズ、色数が少ない
- 仕上がりサイズが均一でない。
- 同色サイズ違いの色差が大きい。
- 生産ロットが異なると、同サイズ同色でも色差がある。
- 個体によってカットの差がある。
- カットに鋭さがない
- 欠け、割れが多い。
- 金属フォイル部分に傷がつきやすく剥がれやすい。(金属でガラスの割れを守れていないため、すぐにガラスがかける)
- オーロラ加工されたものは安っぽくみえ、また剥がれやすい。
- 販売ショップがすぐに撤退する。他のショップで恐らく同じと思って購入すると、色味やサイズが微妙に異なる。
ガラスストーンは入手もしやすく、お手頃です。仕上がりにそこまで拘らないかたならば充分ではないでしょうか。
作品の仕上がりに拘るのなら、透明感が高く虹色に輝く スワロフスキー、プレシオサがお勧めです。
スワロフスキー、プレシオサを選ぶ理由 まとめ
- 模造宝石を得意としている=高度なカット技術、美しく輝く製品。
- スワロフスキーはジャパン社があり、プレシオサは日本と直接取引をしている会社がある = 大量に輸入しているため、価格が抑えられている。入手しやすい。正規品である(偽物、アウトレットなどのB品ではない)
- 商品のクオリティーが均一で、欠け、割れがすくない。
- 金属フォイルが強い。
- 環境に配慮、安全性が高い。
第1回目は数あるクリスタルガラスメーカーのなかで、スワロフスキーとプレシオサを選ぶ理由を書きました。2回目は、スワロフスキーとプレシオサの色、値段、サイズの違いについてです。